衛生陶器研究と公衆便所の詳細調査 - フィールドノート Level チラシの裏

失われた公衆便所 3rd episode -横浜ベイブリッジの下にあった公衆便所-

2010年9月取材。昔使っていたデジタルカメラでの取材なので最近の画像と縦横比が違います。

皆様ご存知、横浜を代表するブランドのひとつ、横浜ベイブリッジ。
大黒ふ頭西緑地トイレ01

取材当時、その真下に何故か閉鎖された公衆便所があった。

便所正面に取り付けられた横浜の歴史を語るプレート。
大黒ふ頭西緑地トイレ02

本当に橋の真下に所在していた。
大黒ふ頭西緑地トイレ03

うーーむ、何なのだろうこの浮かれた感じの意匠はw。城の玩具でも意識したのだろうか。
でも1988年前後のバブル経済絶頂期をリアルに経験した「当時の浮かれ具合」を知ってる自分なら、あり得ると思える仕上げなのだ。
大黒ふ頭西緑地トイレ04

単管足場材で厳重に囲まれた姿は、古さを感じさせない設備には不釣合いに思える。
大黒ふ頭西緑地トイレ05

漏れそうな人に親切な表示。急いで、急いで!!
大黒ふ頭西緑地トイレ06

ガラスブロックにカメラを近づけてみれば、今でも通用する設備が見えてくる。
大黒ふ頭西緑地トイレ07

念入りな「使用不可」の張り紙の左バリケードの中はどうなってるのだろう?
大黒ふ頭西緑地トイレ08

カメラだけをバリケードの中に突っ込みシャッターを切る。
右端に見えるのは浄化槽のブロアポンプではないか。もしかしてここには下水道が通じてなく、浄化槽で処理してたのか?
大黒ふ頭西緑地トイレ09

コンパネ、トラロープ、単管パイプの劣化具合から推測するに、閉鎖されてから2,3年程しか経っていない様に感じる。
しかしこの取材数年後に便所として復活する事無く解体されてしまったようだ。
大黒ふ頭西緑地トイレ10
横浜ベイブリッジの開通は1989年9月。こういった付加施設の工事は翌年度整備が多いので、1990年築の便所と推測している。

衛生陶器コレクション~小型手洗い器編~ その3

前記事リンク →衛生陶器コレクション~小型手洗い器編~ その2

前記事公開から早5年、大変長らくお待たせいたしました。
「衛生陶器道楽社」発行の週刊誌「衛生陶器に気をつけろ!」編輯長、lcx7672氏の小型手洗い器コレクションをご紹介します。
ブログの更新間隔にも気をつけろって言いたい所ですね。

今回は久しぶりなので、当博物館へ保管委託された常滑陶管社製造の平付け小型手洗い器2点をご紹介します。

おやおや、前記事2点目の筆記体Tokonameロゴから一気にレトロな感じに。
ライオンの尻尾、太ったネコの体、逆向けの手羽先、マイティ・ハーキュリーの横顔と複数の特徴を備えた希少なロゴマーク。
常滑陶管小型手洗い器1
もう10年ほど前か、このロゴを焼き印された半穴汲み取り便器を、JR南武線矢野口駅付近の某所で廃棄されている所を写真に撮り
ネットにアップした所大反響、今で言うならイイネマーク山盛りでしょう。
ネーム入れしなかった故、何度か自分が撮ったかのように他人に再投稿されたので、以降画像にネーム入れをする切欠になった
ロゴマークなのであります。

この手洗い器は私の所有品で無く、保管委託品という認識なのです。
昨年末、仙台出張の最初の夜に古くからの付き合いがある「ノブちゃん電設工業」からメールが来ました。
ノブ「こんばんは。玄関の品物、無事でしたか?」
俺「おれ今仙台で仕事中。何か置いたの?」
そう、一月ほど前仕事用の携帯に何やら「回収しました」の一文に画像添付されたメールが来たのだが、私の携帯は
所謂ガラケーなので「こっちに送っても見られないよ」と返信したまま途絶えていた話がありました。
もしかしたらそれの事かも??
常滑陶管小型手洗い器2
私の自宅玄関前は、道路に面していて向かいに電柱があるので道路と敷地際ギリギリを車が通るのです。
下手に置かれたら粉々だなと思いながら帰京すると、玄関ドアとL字溝の隙間にひっそりと2台の手洗い器が鎮座ww
即、無事を「ノブちゃん電設工業」にメールする。ていうかこんな所に事前連絡なく放置するなよww

本当は自分で保管したかったそうだ。だが彼の奥様は許さなかった。
貴重な品なのは理解のうえで「でも家には置くところ無いよね」と言われたそうだ。
何でもストレートに言いたい事言う現在、奥様の優しい言葉選びが身にしみます。

この逸品は、東京は文京区にあった戦後間もなく建てられた風呂なし共同便所のアパートに取り付けられていました。
常滑陶管小型手洗い器3
解体前の電気設備撤去工事で訪問した「ノブちゃん電設工業」社長がこの手洗い器に気づき、大家さんに交渉して
回収したとの事です。

俺は意地悪なんで、「便所の様子はどうだった?」と尋ねたら、「木製のハイタンクがあって・・・・」
「おい!そっちも博物館レベルの貴重品だぞww」と送ったら、「こんど解体現場があったらlcx7672さん呼びます」と気落ちした
返事が来た。
興奮してちょっと言い過ぎたようですね。
兎も角この2点は、当博物館にて大切に保管されております。

公衆便所@ナイト 第11夜 神奈川県横浜市山下町公衆便所

皆も知ってる超観光名所の横浜中華街。そこも吉田さんが海を埋め立てた場所なのだ。
江戸時代に遠い国からやってきた異人さんも住んでいた、そんな一角に所在する公衆便所。
横浜市中区山下町公衆便所01
中華街にある「洗手亭」って言っても、ここは本家ニーハオトイレではありません。

横浜市中区山下町公衆便所02
平日日中でも人通りは絶えない。さすが神奈川県自慢のの観光地。
午後になると修学旅行と思われる制服姿の若い子が闊歩する大変賑やかな場所だ。

横浜市中区山下町公衆便所03
窓枠のアルミサッシに記載された製造ロット番号から推測するに、1998年初頭の建築と思われる。
平日日中はタクシードライバーさんで大繁盛状態。遠方から訪れた観光客さん、是非ここで記念撮影をお願いしますw

公衆便所@ナイト 第10夜 大阪府吹田市、岸部駅南口公衆便所

何やら若い人たちで賑わうインスタという場所で公衆便所画像が人気だと風の噂に聞いた。
公衆便所の未来に向かっては大変良いことである。
私もインスタの垢は持っているが、持っているだけで何も活動していない。
そこの流れと私の写真に対する気持ちが大きく違うからだ。
後に気心が合った時、怒涛の公衆便所ナイト画像をアップして支援したいと思う今日この頃。

宮城県仙台市から離れる事実走800Km以上のJR西日本、岸辺駅南口公衆便所に飛んでみた。
吹田市岸部駅南便所

この便所左斜めに交番があり、公衆便所ナイトを開催しようと企むlcx7672と市内警戒中の警察官との、心理的攻防が
あった事は言うまでもない。
この一枚しか無い画像で察して欲しい。

公衆便所@ナイト 第9夜 宮城県仙台市青葉区肴町公園便所

仙台駅から西に歩き15分程だろうか、賑やかなアーケードを抜けたオフィス街の公園に佇む便所。
その公園名の通り、この地は江戸時代から仙台で水産物を扱う街であったという。
仙台市青葉区肴町公園便所1

この様なコンクリートブロックを組み合わせ積み重ねた便所は、1960年代に盛んに作られた。
内部の作りから検証するにその頃の建築と思われる。
仙台市青葉区肴町公園便所2

写真では判り辛いが、この便所は少々右下がりに傾いている。宮城県は比較的大きな地震に何度も遭っている地域だ。
度重なる揺れで建物が変位したのだろうか?
私は地面に埋まった給水排水管の勾配や割れ破損が気になるのだ。
仙台市青葉区肴町公園便所3
今回この便所の撮影前に通常利用したのだが、給排水には問題無い様に感じた。
運が良い位置に配管が通っているのかも知れない。
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