2011年10月 - フィールドノート Level チラシの裏

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今解き明かされる江戸便所の全て(一)

だいぶ間が開いてしまったが、江戸便所の続きを書きます。

前回の記事は→今解き明かされる江戸便所の全て(序)

----

下記は私が子供の頃、家の近所で見かけた江戸便所の簡単なイラストだ。
建物の基礎は大谷石を並べただけなので緑色で表現してみた。
水槽の高さは基礎天場と同じくらいで、幅も便所の地窓下場と同じくらい(900mm前後?)
厚みはレンガにモルタルを塗ったくらい70~80mm程であったか。
江戸便所1

半端な透視図だが内部構造。
槽内に飛び出したレバーはこの図だと平たい表現だが、板を立てる方向に伸びていた。
排水弁との繋がりを鎖で表現したが、梃子棒の様に全て直結リンクになっていたかも。
いたずら半分で梃子を手で持ち上げ槽内の汚水を空にした事もあったが、排水弁とどの様に
接続されていたかハッキリ憶えてないのだ。
ただ汎用の金物を現場で適当に組み合わせて作った物では無い雰囲気であったのは確か。
となると、既製品で「江戸便所施工キット」なるものが存在した事になる。

そして槽内への給水経路だが、これも全く記憶にない。
戦前当時の排水施工なら鉛管か土管だろうから、安普請の貸家なら地面より少し高い所を
細い土管の横引きで引き込んでいたのではと想像するのだが。
江戸便所2 この構造について今でも忘れられないのは、槽内汚水に沈んでふやけた米粒や野菜屑が何時までも残っていた事。
藻ともクラゲにも見える青緑色の物体が内壁に取り付いてゆらゆらと浮かんでいた事。

大人たちが槽内を掃除してるのは見た事無いし、子供たちにも言いつけられもしなかったから、それはもう見た目も臭いも悲惨な状態であった。

因みにこの家(2軒繋がりの貸家)は、1981年晩秋に解体されるまで7,8年間空家であった。
それも鍵がかかっていなく子供たちが中に入って遊び放題。自分も散々遊んだのだが、便所内部の様子が書かれていないのは何故か?

それは自宅の目の前だったので、小便がしたくなったら一旦帰って済ませてしまったのだww
あーーーブログを1年楽にまわせる超特ダネを目の前にして勿体無い勿体無いw

----

それ故今回トイレ排水管敷設途中に今まで見た事の無い形の陶器破片がザクザク出て来た時、子供の頃見損ねた
便所の内部構造だと直感したのだ。
江戸便所3  出てきた破片を丁寧に選別し、周りを掃除ハケで綺麗にした所。
 こんな平皿の底に大穴の開いたトイレ部品見た事無い。
 破片から予想される形は、玉子の長手を横向きにして上下に分割した様と思われる。


これは多分外部からの給水口部分かな?
襞状の役目は何であろう?整流機能?ただ尿石に似た皮膜状固形物が付着しているので、
設置されていた向きも検討する必要があると思う。
江戸便所4

これは便器の破片だけ集めたところ。全穴式で下部の縁にやはり尿石の様な固形物が付着しているので、
上記玉子型の陶器具上部穴内に嵌まり込む形であったと推測する。
江戸便所5

次回は、各部配置寸法を検証します。
関連記事
スポンサーサイト

失われた公衆便所 1st episode -千代田区錦橋公衆便所-

21世紀の今日、私たちを取り巻く環境や価値観は非常なスピードで変化しています。
公衆便所も例外ではありません。ただ大小便が出来ればよかった場所から、
誰もが清潔快適に用足しできる場所へと要求が高まって来たのです。

丁寧に使えば長持ちする施設をいい加減に使う人のせいで汚され壊されとしたのに、
古いだの汚いだの言われて疲れた公衆便所は解体され、高機能公衆便所へ建て替えらて来ました。
新しい高機能公衆便所になるのは時代の要請であり仕方無いのですが、散々役に立ったにも
関わらず存在した記録すら残されず解体されてしまった公衆便所はたまらないでしょう。

名誉復活とまで言いません。私が見送った数々の個性ある古い公衆便所たちの記録を、連載形式にて
公開していく予定です。

錦橋公衆便所1 東京都千代田区を流れる日本橋川に架かる錦橋。
 ネットの情報によると1927年(昭和二年)の架橋という古い橋だ。

 橋の袂と言えば交番か公衆便所の定番位置。
 この錦橋公衆便所も、橋の北東橋詰広場に所在していた。

 錦橋は昭和二年架橋とまでわかった。では目の前に所在する
 公衆便所の由来はどうなのか?


千代田区総合ホームページからアクセスできる都心千代田にふさわしい公衆トイレへにある"「公衆トイレに関する
検討協議会」提言書"と言うpdfファイルを見て欲しい。
2004年1月発行の書類だが、その3頁から4頁にかけ千代田区が管理する公衆(公園)便所の来歴が記されている。
錦橋公衆便所は3頁目の13番に記載されている「錦町」が該当すると思われる。
その内容に拠ると錦橋公衆便所の設置は1968年(昭和43年)、建替えは1992年(平成4年)と記されている。
錦橋公衆便所2 私が古い公衆便所調査する時のバイブルと言える資料、
 「ポケット・大東京案内」
 (昭和6年6月1日発行,発行所/竹田弘文堂,著作者/綱島定治)にて
確認すると、何と1931年(昭和6年)当時にも存在している様に表記されているのだ。

 もし千代田区の資料に錯誤が無いなら、何らかの理由で一時
(若しくは長らく)便所機能の廃止の後1968年に再設置された
のかもと推測するのだが。


2010年12月、解体の報を受け改めて現地調査に向かった。
延長するつもりだったのか鉄筋の伸びた護岸の向こうに、ピンクタイルが貼られた今風の公衆便所が見える。
斜めに延びる85年前のコンクリート手すりが何ともミスマッチだ。
錦橋公衆便所3

コンクリート打ちっ放しとタイル貼りの表面仕上げ。
1992年築らしいバブル景気末期に良く見られた仕上げです。
錦橋公衆便所4

昭和の時代、よくこの辺りも通りかかったけどその頃どんな便所があったのか?
全く記憶に無いのです。
円の一部を切り取った様なディティールを公衆便所に用いるのは、当時としては
目新しい物であったでしょう。
錦橋公衆便所5

便所と一体化したベンチ。
私はこういう所でも平気で弁当でも食べますが、会社勤めの方たちはここで一休みしようと思うのでしょうか?
錦橋公衆便所6

うーん、二階部分は壁だけの為に仮枠建て込んでコンクリ打ったんだ。
何気にリッチな時代を表現してるぞw
錦橋公衆便所7

小便器は千代田区では珍しくなってきたステンレス製。
千代田区では改造され少なくなっている珍品。
錦橋公衆便所8

同じく大便器もステンレス製。
錦橋公衆便所9

こちらは多機能トイレ。
そう、21世紀でも十分活躍できる公衆便所だったんだけど‥
錦橋公衆便所10

マジかよ!!
2011年の糞寒い2月、こんな掲示が出された。
適正配置ってのは、「新しくてもお前はもう要らないよ!」って事?
錦橋公衆便所11

2011年3月上旬解体開始orz
錦橋公衆便所12

あぁ、職人が弁当食べるベンチが・・・
錦橋公衆便所13

2011年4月、特に跡地を使う訳でもなく
錦橋公衆便所14

今もバリケードが立てられてます。
何やら錦橋の耐震補強工事の噂を聞きましたので、その資材置き場になるのではと妄想しております。
錦橋公衆便所15
関連記事

イワタニのCB-STV-1を買ってみた

このブログの古い記事を読んでのとおり、私は火を直接扱うストーブが大好きだ。
そして数年前から気になっていたのが岩谷産業(株)のカセットガスを使うストーブ。
ただ値段が高かったのと住まいの関係で中々購入には至らなかった。

2010年の冬もオークションなどで出品されるイワタニ製カセットガスストーブの値段を眺めていたのだが、
今回買った前の型が早い時期に生産中止になった為か新品だと1万円を軽く超え中古でも1万円近くで
落札されていた。

室内で使うなと明記された輸入品なら総額7000円程で入手できたのだが、実用品なのだから
室内で使ってみたい。

--
9月も終わりに近づいたある日、仕事帰りに立ち寄った有名なディスカウント店で「広告の品」
とチラシの張られた箱が山積みになっているのに目を引かれた。
「イワタニのカセットガスストーブの新型じゃん♪w」と心の中で叫び値段を見ると9750円!
一旦駐車場に戻りスマホで相場を検索、十分底値である事が確認できたのでその場で購入決断したのだった。
cb-stv-1_1

箱の能書きはこれ。
回転式の点火ハンドルだけど、途中の位置に回して火力調整は出来ません。
着けるか消すかの操作だけですが、手応えがしっかりしていてその感触は良好。
cb-stv-1_2

箱から出してビニールを外した所。
cb-stv-1-3

ラベルの旭製作所ってどんな会社かgoogle先生で旭製作所 ストーブを検索したら、携帯式小型ガスストーブの特許を持ってる会社みたい。
この品物の事なのか判らないけど、特許が取れる商品だとは想像できなかった。
(古くからある一般的な構造の物と言う意味)
cb-stv-1_4

持ち運びハンドルの固定位置も絶妙。持ち歩く時は垂直になり
cb-stv-1_5

床に置くと本体が後ろに傾くので、ハンドルも必ず後ろに倒れ不用意に熱される事も無い。
cb-stv-1_6

ボンベは純正品の使用が謳われているけど、仕事のトーチランプ用に各社のボンベをストックしてる
ので注意の上自己責任で他メーカーのを入れてみた。
cb-stv-1_7

ジョイフル本田で売ってる12本980円のボンベ投入。
磁石による固定状況を慎重に確認する。
cb-stv-1_8

小さくてもちゃんとストーブらしい暖かさ(熱いw)。
バーナー面積が小さいから、大きな空間を長時間暖めるのは無駄ですな。
自分は電気の来てない仕事先に持って行き、休憩時にちょいと使うとか考えている。
cb-stv-1_9

これにLPGボンベからホースを繋いで使える切り替え機能があれば面白いのにと思った。
家庭のガスが都市ガスだと無駄な機能だけど、LPG供給地域の人は普段使い出来るから
多少本体価格が高くても非常用を兼ねてと言った動機付けで売れると思う。

都市ガス地域な私の戯言ですが、現実の話これは買って良かったと思ってます。
関連記事
記事の分類
新しい記事
皆様からのご意見
月別アーカイブ
写真撮影と作文してる人

lcx7672

HN:lcx7672

今までの参照数
リンク

ブログ内検索
RSSフィード
記事内容に対する問い合わせはこちら

お名前:
返信先メールアドレス:
件名:   
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。