2012年04月 - フィールドノート Level チラシの裏

赤門ビルと鏝絵のあるアパート

とろけハウスの工事が進むにつれ、山積みになっていた書籍や銀塩写真アルバムが所定の場所に収まりつつある。
その中からちょっと珍しい写真をご紹介するエントリー。
カラープリント版はこちら
----
このアルバムは元から大きく重い故、荷物の一番下に隠れていた。

下のアルバム画像の前ページには東京大学五月祭の写真、後ページには営団地下鉄日比谷線の車両が
長野県の屋代駅に向かっている写真があるので、1993年6月頃と思われる1992年7月の撮影でした。
赤門ビルと鏝絵アパート

1件目。
文京区本郷にあった赤門ビルの背後写真。現在ネット上で赤門ビルを検索しても背後から撮影した画像は皆無だ。
赤門ビル1

何故かこの面だけ煉瓦タイルが貼ってある。元々全周に張ってあったのに、後年何らかの理由で見える所だけ
モルタルで塗り固めたのかもしれない。
赤門ビル2

2件目、
当時お世話になっていた、水道工事の御師匠さんに連れられて行った現場のまん前にあった鏝絵のあるアパート。
具体的な場所は思い出せないが、世田谷区の弦巻だったのは憶えている。
鏝絵アパート1

凄いよね、この古さで3Dだよww。白黒写真のデジカメスキャンwなんで細部が良く出ないけど、
リアルに龍が躍り出てる表現がされていた。口ひげも針金みたいな物で表されてるの見えるかな?
「昔は材料の値段が高く職人の手間は安かったから、こんな手の込んだ細工が出来たんだ」と御師匠さんは言ってた。
鏝絵アパート2
数年後、新しく買ったカメラでもう一度写真を撮ろうと思いここに寄って見たら、もう建物は解体されてしまっていた。
関連記事

ある夏の朝に見かけた地域猫

朝からカンカン照りのある日、材料屋に向かう途中の裏路地で資源回収に出されたダンボールの陰に、
毛玉の縫いぐるみが放置されているのが見えた。
ジョージ1
誰か勘違いして資源回収日にゴミを出したな。
と、横を通り過ぎようとした瞬間、その毛玉が動いたwww



ジョージ2
本物だ。

ダンボール回収のトラックに積まれちゃうぞw
ジョージ3

関連記事

衛生陶器の動態保存方法について考える

動態保存なんて言葉、蒸気機関車とかボンネットバスを整備して走らせる時に使うよね。
貴重になりつつあるけど廃棄されてもおかしくない衛生陶器を、整備して使い続けてもらう。
これはそんなお話。

昨年の夏、古くから付き合いのあるマンションオーナーさんから、退去部屋の改装工事一式を請け負った。
このマンション建設時の現場監督が何を隠そうあの破壊大魔王「コーミ氏」で、建物の作りを隅々まで知ってる
縁で工務店が廃業した後も引き続き様々なメンテを請け負っているのだ。
と言っても破壊大魔王「コーミ氏」は既にご隠居の身。私がとろけハウス工事を放り出して臨む事となった。
----
真っ先に気になったのは勿論衛生陶器たちだ。

脱衣場に佇む薄汚れた洗面器。
排水パイプがひび割れて水を流すと漏って来る。あまり使わなかったのか蛇口は錆びて動きが悪い。
おまけに壁側のアンカーボルトが施工不良で、洗面器本体がグラグラしてるw
衛生陶器保存1

トイレは昔のアパートでよく見かけた浴室内洗い場に同居するタイプ。
画像で見てわかる通り床に固定する螺子が長年の水気で錆び固着しており、水を流すたび
床と便器の隙間から水が漏ってくる。
衛生陶器保存2
珍品で無く一式交換なら

        ゴガギーン
             ドッカン
         m    ドッカン
  =====) ))         ☆
      ∧_∧ | |         /          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     (   )| |_____    ∧_∧   <  おらっ!出てこい便器ww
     「 ⌒ ̄ |   |    ||   (´Д` )    \___________
     |   /  ̄   |    |/    「    \
     |   | |    |    ||    ||   /\\
     |    | |    |    |  へ//|  |  | |
     |    | |    ロ|ロ   |/,へ \|  |  | |
     | ∧ | |    |    |/  \  / ( )
     | | | |〈    |    |     | |
     / / / / |  /  |    〈|     | |
    / /  / / |    |    ||      | |
   / / / / =-----=--------     | |

とやっちゃう所だがw

この建物が完成したのは1978年。若い方にとっては大昔と感じるかもしれないが、寿命の長い
陶器類は丁寧な掃除メンテナンスをすればまだまだ活躍できる期間だ。
捨てるには勿体無いし現行品はデザインが変わって、もう同じ物は手に入らない。
だが自分の家には同じ物が複数コレクションされている。
何とかうまく保存する方法は無いものか?様々な案が浮かんでは消えた。

----

内装解体時には適当且つ尤もらしい理由をつけて、便器と手洗い器は割らぬように取り外す事にした。
陶器に傷つけず固着したフランジ部分だけ撤去するのは苦労したが、ご覧の通り上手く外れ
新規ユニットバスを取り付けるべく工事を進めた。
衛生陶器保存3

ベランダに寝転がる水周りの勇者たち。この時点で便器と手洗い器のお施主様的処遇は未決定。
しかし私の頭の中には「磨き上げて再利用=動態保存」への手順が構築されつつあったのだ。
破壊大魔王「コーミ氏」は捨てたくて仕様がない様子だったが、内装完成まで待つように宥め賺しておいた。
衛生陶器保存4
----

後日、お施主様との打ち合わせ時水周りの仕様について切り出した。
俺>便器と手洗い器なんですが、陶器本体がまだ綺麗なので、金物とパッキンを新品に交換して再利用しませんか?
浮いた金額を洗浄便座とか据付の照明器具などに回すとお金節約できますよ。
施>使えるなら再利用して。設備のグレードが高いと早く入居者が決まるから。
----

朝からクソ暑いある日、実家で暇こいてる破壊大魔王「コーミ氏」に電話を掛けた。
「あー俺だよ、俺俺。今暇?便器と手洗い器洗って磨くアルバイトあるんだけどやらない?」
----

本名、そで付洗面器 L230
青いテープは、工事中隙間にゴミや埃が入らぬようにする為、仮に貼ったもの。
衛生陶器保存5
最近の給湯器の温度設定は安全な範囲で調節可能なので、蛇口2個仕様に変更した。
これはワンハンドル水栓が嫌いな俺の変な拘りw

本名、腰掛式洗落し便器 C14
撮影時点で33年物だが、磨き上げれば綺麗でしょ。
衛生陶器保存6

ロータンクも金物を全部外し磨き上げ、配管、レバー、吐水口、パッキンなど全部現行型新品に
交換した。
衛生陶器保存7

最大の問題はトイレスペースの幅が狭くなってしまったので、便器の取り付け位置(排水芯)が
通常よりかなり手前に来てしまった事だ。
これは旧浴室窓の幅が元々異常に広く、新規に入れたユニットバスをそれに合わせると
トイレスペースがこの幅になるのだ。
通常の排水芯だと便座蓋をあけるとロータンクに当たってしまい、使用時に手で押さえ続けると言う
間抜けな状況になってしまう。
衛生陶器保存8

便器を交換せず浮いた予算でアサヒ衛陶の洗浄便座DLTS511を取り付けた。
以前これと同じ物を実家のトイレに取り付けさせられたのだが、全く不満を感じなかったのでこれを選んだ。
賃貸住宅用なら値段も機能も十分だ。
衛生陶器保存9
33年間、牡丹餅柄のタイル上で水被ってた便器が一転、フローリング床上で洗浄便座を搭載する身に
なりましたとさ。
めでたしめでたしww
関連記事
記事の分類
新しい記事
皆様からのご意見
月別アーカイブ
写真撮影と作文してる人

lcx7672

HN:lcx7672

今までの参照数
リンク

ブログ内検索
RSSフィード
記事内容に対する問い合わせはこちら

お名前:
返信先メールアドレス:
件名:   
本文: