廃公衆便所が存在する可能性について考える 2 - フィールドノート Level チラシの裏

廃公衆便所が存在する可能性について考える 2

廃公衆便所が存在する可能性について考える 1の続き。
今エントリーは建築施工面からこの建屋の謎に迫ります。

その前に。「あ~~夏休みだし都心部で行きやすいから、この建屋を見に行ってみよう♪」
なーんてお思いの皆様、今の時期は止めた方がいい。白っぽい線の入ったムカデ?(毛虫ではない)みたいな
5センチ位の虫が密集状態で這い回っております。
そう、茶毒蛾の幼虫が椿の葉裏に並んでいる様で壮観な眺めでした。
虫が苦手な方はご注意を。蚊もすごいしねw

土手上の歩道から簡単に上れる屋根部。長年の昇降故か、手前出隅のモルタルなんか割れて無くなってるし。
ここは桜の名所でもあるので、春なんかここに上って花見してる人も居るんだろうな。
外濠公園元便所16

屋根中央部には謎のひび割れが。絶対雨漏りしてるはず。これがただの廃墟だったら、掃除道具
持って行って破損状況調べるけど、所有者のハッキリした現役の倉庫だからね。余計な手出しは一切しない。
外濠公園元便所17

屋根の四隅ともパラペット状のモルタル立ち上げがあるのに、雨水排水用ドレンが見当たらない。
その代わりか立ち上がりが2箇所意図的に壊された様になっており、横の土手に直接排水される
様にしてある。

これは屋根中央部の大きな切り欠き。
躯体と後塗りモルタルの境界がハッキリ判る。
外濠公園元便所18

これは隅に近い小さな切り欠き。
長年にわたって洗い出された骨材の川砂利が、いい味わいで並んでいる。
しかしここの切り欠きは、中央部の切り欠きと違って鏝で押さえてある部分が見える。
外濠公園元便所19

まさか新築時から雨水をこの切り欠きから垂れ流していたの??
この画像の撮影中に足元にあるコンクリート片に躓いた。
外濠公園元便所20

あーーー前回外蛇口の跡じゃないかと推測したコンクリートマスだww
屋根の雨水を赤線で示した通りで垂れ流していたと言う訳!
イマジャ カンガエラレナイ シヨウダww
外濠公園元便所21

窓を調査。
一見倉庫転用時に加工し直した窓に見えるけど、枠が欠けた上~右辺りに注目して欲しい。
外濠公園元便所23

上部の拡大。
外濠公園元便所24

右部の拡大。鉤の手に曲がった釘、これは間違いなく鎹だ。(鎹=木造の建物で、柱と柱を繋ぐホチキスの針状の金物)
窓枠を固定する為に新築時からモルタルに埋め込まれているのだ。木枠から抜けているのは、枠を外側から押した為であろう。
現在のように便利な建築資材が無い頃の工夫である。
外濠公園元便所25

一応蝶番も現存。屋根が大きく迫り出しているから、普通の雨位なら濡れずに耐えたんだろうけど、
外濠公園元便所26

これじゃ大雨や風が強いと枠の下から水漏れし放題だね。ちなみに窓内枠は固着してびくとも動きません。
外濠公園元便所27

スチール物置が置いてある正面の考察。
この面は結構補修され且つ近寄れず原型が想像つかないのだが、コンパネ両脇のモルタル部は
最初からあった柱の表面に何らかの理由で塗られた様に見える。
外濠公園元便所30

理由はこの写真。
ブロックを積むならわざわざこの部分だけ窓状にして、隙間だらけのコンパネを嵌め込む
理由が見つからないからだ。
綺麗に並べられた床石も公共施設であった名残と見る。
外濠公園元便所31

公園と道路を区切る高さ50cm程の土留めにも注目したい。(全体図はこちらをクリックして下さい。)
他の部分は表面をモルタル薄塗りで押さえてあるのだが、この建屋の前面部分だけ仕上げが荒れており
上部の石材も種類が違う。
これはこの建屋に直接出入りできる道路に迫り出した階段があったのではと推測する。

画像に見えるL形側溝が流行り出したのは、私が子どもの頃からである。
40~30年前、その設置工事の為に迫り出し階段を撤去したと考えるのはどうでしょうか?
外濠公園元便所33

廃公衆便所が存在する可能性について考える 3 へ続く
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