千代田区神田淡路町にあったタイガー商会の話 - フィールドノート Level チラシの裏

千代田区神田淡路町にあったタイガー商会の話

1994年2月12日、東京の天気は雪だった。
池袋駅で山手線電車のパンタグラフに付着した雪を、竹竿で叩き落すシーンを見つめる黒人男性が印象的で
撮影した一枚。
淡路町タイガー商会0

その雪が残る、2月13日日曜日の撮影。

以前解体レポートとして紹介した神田須田町の都ビルから見た淡路町交差点斜の向かいに、バブル景気時代の地上げ嵐で周囲の
建物が次々と解体される中でも、ただ一軒営業を続ける店があった。
淡路町タイガー商会1

1994年といえばバブル景気の終わりがハッキリ自覚できていた頃。地上げの嵐はとうに収まっていたが、
タイプライター計算機店として建物が残っても、パソコンがまだ高価でワープロが全盛期を迎えていた時代に、
アナログ機械を扱う商売の将来は明るくない様に思えた。
淡路町タイガー商会3

撮影時には店のショーウィンドウ内に商品は無く、幾つかの広告的な張り紙が掲示されているだけだった。
淡路町タイガー商会4

でも店を畳まず営業を続けるその姿勢が気を引き、いつの間にかこの建物が解体された後も土地の行く末を見守る
自分がいた。
もしバブル期にこの建屋が解体されていたら、敷地一杯の大きなビルでも建っただろう。
そのタイミングを逸したこの場所は、コインパーキングになった時もあり平屋建てのレストランが営業していた時もあった。
淡路町タイガー商会2

一昨年の秋頃、長年気にかけていたタイガー商会跡地に地下鉄駅のエレベーター出入り口が出来た。
もし地上げに抵抗してなければ、このエレベーターは他の場所に設置されていただろう。
淡路町タイガー商会6
関連記事
コメント (0)
コメントの投稿
前のページ(広告避け)
次のページ(ある国道沿いで見かけた謎の便所)
記事の分類
新しい記事
皆様からのご意見
月別アーカイブ
写真撮影と作文してる人

lcx7672

HN:lcx7672

今までの参照数
リンク

ブログ内検索
RSSフィード
記事内容に対する問い合わせはこちら

お名前:
返信先メールアドレス:
件名:   
本文: